2017-09

努力して好きにならなくていい

楽器店で 試奏して「う~ん・・」となっていると、

「今はアレですけど、弾きこんだら鳴ってきますよ!」

と店員さんでよく言う方を見かけますが、ウソです。(笑
楽器屋さんは買ってもらわないと商売にならないので、
思わず言ってしまうのだと思いますが。

鳴る楽器はチューニングしてる段階でもう違います。
まぁ、鳴りだけではないのですが、
相性の良い楽器はペグを回して音を合わせている時点で
うわ~いいねぇ・・。ってなっちゃいますよね!

勿論、楽器が眠っている場合もあるのですが、
楽器屋さんで1時間弾いても鳴らない→好きになれない楽器は
今後弾き込んでも好きになれないと思います。

あくまで僕の個人的な考えですが、試奏して
「鳴らないなぁ・・。」
と感じた場合は、自分の今の感性・弾き方にフィットしていない可能性が高いです。

無理して
「もう少し弾き込めば鳴る (好きになれる) に違いない!」
と自己催眠をかけての購入は控えたようが良いと思います。

よくネット上で、
「~の良さが分からないようでは・・」
「~を弾きこなすには実力が必要」
とか書いてあったりしますが、気にする必要はありません。
その楽器が好きじゃないからって、あなたの実力がない訳ではないのですから。
その楽器を好む人がたまたま多いってだけでなんです。
努力して好きにならなくていいんです。
結構、合ってないけど見栄で楽器を選んでる人って多いんですよね。残念ながら・・。

勿論、数年後にその楽器を弾いてみて、
「あれ、昔は嫌いだったんだけどなんかいいな!」
っていう事もあります。
弾きたいジャンルだったり、弾き方の変遷・・出会いのタイミングなんですよね。

「弾きこんで鳴ってきた!良くなった!」
というのは耳や弾き方が楽器にアジャストして、感じ方が変わるだけです。
それはそれで、大事な事だとは思いますが。

楽器を選ぶ際には、
「楽器の本質的な鳴りって、何をしても変わらない。」
それ位に思っておかないと危険だと思います。

現時点でこれが最高だな!と思えるものを選びましょう!
このブログを含めたインターネット、店員さんの意見を聞くのは程々に。

自分の感性に素直に、慎重に選びたいですね!

弦と弾き方で補正できるのはほんの僅か

楽器で、

「もうちょっと甘い音が出たらなぁ・・。」
「ここが硬いんだよなぁ。」

と思って、弦の銘柄を色々変えてみますよね。
勿論、その弦との相性で少しは補正できるんですけど、

やはり楽器の本質の鳴りは変わりません。

人間関係と同じで、何年も経つと
「ここがもっとこうなればなぁ~。」
不満も出てきます。

弾き方も変わるし、好きな音楽も少しずつ変わるし、耳も変わるんですよね。

楽器選びって面白いですねぇ・・!

それでもその時々の弦選びは楽しいし、研究する価値はあります。

Pro-Arté Rectified

プロアルテから新しい弦のセットが発表されましたね。

Pro-Arté Rectified 

Rectified=整えた

rectifyは是正する、正すという意味ですよね。

メーカーの説明によると
‘高音弦を特許取得済みのセンターレス研磨技術で正確なサイズに加工し、
完璧なイントネーションを実現。温かみのあるサウンドが特徴’とあります。

なるほど・・!
プロアルテのナイロン弦はもともとPC制御レーザーシステムで厳しく管理されて
ピッチも良いイメージですが、さらに完璧に近づけた、という事ですかね?
‘完璧なイントネーション’という表現だと、抑揚とかアクセントみたいな意味に感じますが、
反応が良いから表情がつけやすいという意味ですかね?

温かみのあるサウンドと言われると、
音にナイロン弦らしい柔らかさがある、太さがあるというイメージですかね。
ナイロン弦らしい柔らかさ、太さと言えば、オーガスチンリーガルとかセシリアのイメージがあります。

温かみのあるサウンドという表現、
個人的には音が太くて柔らかい故に芯がボケるというネガティブなイメージを
カバーするためのフレーズのイメージはあるんですが、
最近はナイロン弦も少しずつ芯が固めになってきている印象があるので、
もし本当に柔らかいのであれば、愛器の高音が硬くて悩んでいる方には良いかもしれませんね。

テンションは
ライトテンション
モデラート(ライト)

ノーマル
ノーマル

ハード
ハード

の3種類です。
残念ながらエクストラハードはありません。
しかし海外のお店からRectified弦は 0.18mm ~ 0.40mm までバラで購入可能なので、
①②弦だけRectifiedにしてエクストラハードセットを自分で調合する事は可能です。

9月10日追加分
で、試してみました。
結果、
あれ・・?普通の研磨弦じゃない?

要するに、サバレスのピンクラベルのあの弦とほぼ同じ弦でした。

あちゃ~・・いや確かに研磨弦とは書いていたけど、
まったく同じモノだとは思いませんでした。
だって・・もうサバレスのピンクラベルが出ている訳ですから・・。
プロアルテが今頃これを作ろうと思った理由ってなんなんでしょう?
参入したいくらい研磨弦ユーザーが多いという事なんでしょうか?
最近、古楽器やオールドを使用する奏者が多くなっている事も関係するのかもしれませんね。

使用感は
・爪が長い場合はやはり研磨弦の独特の音色と弾き味があって、鳴りはむしろ硬く感じます。
ナイロン弦のもつガラスのような透明感、色彩は出ません。
現代的な楽器で長い爪を用いての奏法に慣れた方には、
あまり使い道のない弦に感じられるかもしれません。

・爪が短い奏者にとってはザラっとした弦の感触が指に捉えやすく、使いやすいものです。
音色もリアルガット(羊腸弦)・・・というかナイルガットに近く、
ややザラついた複雑で柔らかさある音色と言えます。
現在の僕の楽器のラインナップ(グナテック、モイーズ)にはマッチしませんが、
リアルなスパニッシュオールドや、トーレス、サントスコピーには持ち味を発揮してくれるでしょうね!



お久しぶりです

お久ぶりです!
やっと、消えてしまった教室のテキストの復旧完了しました!!
バンザイ!!!


今後はまたブログ、ボチボチと更新していきます。
よろしくお願いします!

ご無沙汰してます。

久しぶりの更新になってしまいました。

札幌はこないだまでの猛暑が嘘のように落ち着いています。
気の早い赤とんぼを見てしまいました・・それは流石に早いでしょ!!(汗

先月、パソコンで教室のテキストを編集していたところ、
ソフトのバグでデータが丸ごと消失してしまい、
最近はその復旧作業に追われています。

テキストがないとレッスンできませんからね・・。
悲しい・・やはり大事な資料はフリーソフトではなく、きちんとしたもので管理しないといけないなと反省しました。

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プロフィール

Kaoru Tanaka

Author:Kaoru Tanaka
クラシックギタリスト
札幌を拠点にコンサート,
イベント等で幅広く
演奏活動を行っている。

レパートリーは
クラシック 映画音楽
jazz ラテン タンゴ etc..
レパートリーは幅広い。

YAMAHA札幌センター
コープさっぽろ文化教室中央
コープいしかり文化教室
クラシックギター科講師
田中薫ギター教室主宰

楽器マニアです。(笑

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