2017-11

蘇る悪夢

悪夢を見ました。
実際にあった事なんですが・・

昔、もう10年以上前でしょうか。

その時はまだ実家にご厄介になっていて、隣は弟の部屋。
僕は銘器マルセリーノ・ロペスを買ったばかりでした。

帰宅して部屋に入ると、謎の見知らぬニーちゃんが。
弟の友達(知り合ってばかりでそんなに親しくもない)です。

何故か、
僕のロペスを抱えています。
その右手には・・なんとピックが!!

あまりの事に動けない僕。

僕「え?・・は?・・なにやってんの?」
謎「あ、ちゃーす!」
僕「おい。いいか・・?動くな。まずそのギターをゆっくりスタンドに戻せ・・」
謎「あ、僕もギター弾くんすよ。ラ〇クとか。」
僕「いいから、とにかくゆっくりそこに置け。」
謎「ガットギターって弾きにくいっすね(なおピックでストロークしようとする)」
僕「うわっこら!やめろ!」

謎のボーイからギターを引っぺがす僕。
「俺は止めろって言ったんだよ~!」
叫びながら逃げ出す弟。

謎「なんすか!いーじゃないすか別に!」
僕「お前な、コレは新車のカ〇ーラ買える値段のやつなの!!」
謎「・・・?いやいやいや!そんなんギブソンより高いじゃないすか」
僕「いやいやいや。マジでお前そこ座れ」

弟と二人、たっぷりお説教してあげましたとさ。

ギターに詳しくない人、いやいや詳しい人も、
お友達のギターは勝手に触んないようにしましょうね!
他人の車を勝手に乗り回す位、ヤバイ行為です。(笑

あの時の恐怖、思い出すだけでも背筋がゾ~ッとします。

カーシャブレーシング

いつか弾いてみたい楽器に
リチャード・シュナイダー(Richard Schneider) の  カーシャ・ブレーシングのギターがあります。

カッコよくないですか!?

個性的なルックスですよね!
物理学者のマイケル・カーシャ博士の考案した理論を用いて製作されたギターです。
シュナイダーとカーシャ博士のコラボレーションは1967年に始まり、
シュナイダーが亡くなる1年前の1996年まで続いたようです。

ブリッジや高音弦側に開けられたサウンドホールは
表面板の高音側に比べ低音側が重さがあった方が弦の振動を表面板が捉えやすく、
音量が上がるという事らしいです。
ちょっと理論的な事は僕は分からないんですが・・。

理論を追求した結果、個性的なデザインが出来上がったのですね。
結構ネットを見ると酷評されていたりするのですが、
僕はとても美しいデザインだと思います。

弾いてみたいよ~!

このギターを用いて録音されたCDはKurt Rodarmer のゴルドベルグ変奏曲が有名です。
これは多重録音による二重奏で演奏されています。



なんとも、甘さのなかに整然とした現代的な響きもありますね。
分離が良いんですね。

現代の製作家で、カーシャブレーシングを継承しているのは
有名どころでは、
Boaz Elkayam (ボアズ・エルクヤム)が‘Clarita Negra’
Jay Hargreaves(ジェイ・ハーグリーブス) が‘Moderna model’
あと、個人的に注目しているのが
Thomas Ochs(トーマス・オックス)の‘Kasha model’
表面板をダブルトップにも出来るそうです!
しかもこれはサウンドホールが表面板でなく、横板に設置しています。
表面板全部の振動をロスなく使えるという事が売りのひとつのようです。
これがまたカッコいい

弾いてみたいですね~。

2本→4本


やはりスペイン伝統工法の楽器がいいな!
          ↓
ラティスとダブルトップを手放し、トーレスレプリカに買い替え。
          ↓
やはり音量ある楽器の方が現場は便利だな!
          ↓
トーレスレプリカ達を手放し、ラティスとダブルトップに買い替え。
          ↓
やはりスペイン伝統工法の楽器がいいな!
          ↓
         以下同

永遠のループを繰り返してます。(笑

使う楽器しか持たない主義・・というかそんな集めるお金もないので
常にメインとサブの2本しか持っていないようにしてるのですが、
数年後に揺れ戻しが来るのは確実なので、
4本まで持って良い事にしようかな。(笑
コレクターの気持ちが分かってきました・・。

マリンのフラメンコギター

ネットでエドゥアルド・フェレールの楽器を発見。
アントニオ・マリンの師匠として、グラナダスクールのゴットファーザーとして伝説的なルシア―です。

・・・気になっています。

以前、ブーシェの影響を受ける前のアントニオ・マリンのフラメンコギター(黒)
1968年製を弾いて衝撃を受けた事があります。

軽やかで切れが良く、切れが良いという事は、色彩がガビガビに強いんですよね。
僕にとっては理想のギターのひとつでした。
朱色の塔なんか弾いて、鼻血を出しそうになった覚えがあります。
個人的にはアントニオ・マリンはブーシェに影響を受ける前の
1977年以前の作風の方が好きだったりして・・・。
勿論最近のものも素晴らしいのは間違いないのですが。

今使っているロビン・モイーズも、強烈に抜けが良い楽器で、
僕は多分フラメンコギターの寄りの音質、鳴り方が好きなのだと思います。

グラナダの製作家のフラメンコギターが一本欲しいなぁ・・と思う今日この頃です。
ゴルペ板を剥がしてクラシックギターとして使います。

努力して好きにならなくていい

楽器店で 試奏して「う~ん・・」となっていると、

「今はアレですけど、弾きこんだら鳴ってきますよ!」

と店員さんでよく言う方を見かけますが、ウソです。(笑
楽器屋さんは買ってもらわないと商売にならないので、
思わず言ってしまうのだと思いますが。

鳴る楽器はチューニングしてる段階でもう違います。
まぁ、鳴りだけではないのですが、
相性の良い楽器はペグを回して音を合わせている時点で
うわ~いいねぇ・・。ってなっちゃいますよね!

勿論、楽器が眠っている場合もあるのですが、
楽器屋さんで1時間弾いても鳴らない→好きになれない楽器は
今後弾き込んでも好きになれないと思います。

あくまで僕の個人的な考えですが、試奏して
「鳴らないなぁ・・。」
と感じた場合は、自分の今の感性・弾き方にフィットしていない可能性が高いです。

無理して
「もう少し弾き込めば鳴る (好きになれる) に違いない!」
と自己催眠をかけての購入は控えたようが良いと思います。

よくネット上で、
「~の良さが分からないようでは・・」
「~を弾きこなすには実力が必要」
とか書いてあったりしますが、気にする必要はありません。
その楽器が好きじゃないからって、あなたの実力がない訳ではないのですから。
その楽器を好む人がたまたま多いってだけでなんです。
努力して好きにならなくていいんです。
結構、合ってないけど見栄で楽器を選んでる人って多いんですよね。残念ながら・・。

勿論、数年後にその楽器を弾いてみて、
「あれ、昔は嫌いだったんだけどなんかいいな!」
っていう事もあります。
弾きたいジャンルだったり、弾き方の変遷・・出会いのタイミングなんですよね。

「弾きこんで鳴ってきた!良くなった!」
というのは耳や弾き方が楽器にアジャストして、感じ方が変わるだけです。
それはそれで、大事な事だとは思いますが。

楽器を選ぶ際には、
「楽器の本質的な鳴りって、何をしても変わらない。」
それ位に思っておかないと危険だと思います。

現時点でこれが最高だな!と思えるものを選びましょう!
このブログを含めたインターネット、店員さんの意見を聞くのは程々に。

自分の感性に素直に、慎重に選びたいですね!

NEW ENTRY «  | BLOG TOP |  » OLD ENTRY

最新記事

カテゴリ

お手紙 演奏のご案内状 (0)
お手紙 日常のお便り (797)
演奏会 アルバム (34)
楽器ノート。 (36)
弦ノート。 (37)

検索フォーム

プロフィール

Kaoru Tanaka

Author:Kaoru Tanaka
クラシックギタリスト
札幌を拠点にコンサート,
イベント等で幅広く
演奏活動を行っている。

レパートリーは
クラシック 映画音楽
jazz ラテン タンゴ etc..
レパートリーは幅広い。

YAMAHA札幌センター
コープさっぽろ文化教室中央
コープいしかり文化教室
クラシックギター科講師
田中薫ギター教室主宰

楽器マニアです。(笑

リンク

このブログをリンクに追加する

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ

QRコード

QRコード